nicotalkを自分用にカスタマイズしてみよう! 【Part 0】
nicotalkについて
nicotalkってご存知ですか?
音声合成ソフトを使ってゲーム実況や、紙芝居の動画を作ったりすることがあると思います。この手の動画は一見簡単に作れそうに思えるのですが、作業量が多いため実は結構作るために苦労します。
nicotalkはそんな苦労を大幅に軽減してくれるマクロなのです。クリエイターは従来の膨大なルーチンワークから解き放たれ、クリエイティブな作業に集中できると言うわけです。
更なる効率化を目指して
nicotalkの素晴らしさの一つとして、様々な音声合成ソフトに幅広く対応している点が挙げられます。おなじみの「ゆっくり」から有料ソフトの「VOICEROID」まで、個人で利用する有名どころの音声合成ソフトなら全て網羅していると言っても過言ではありません。
こういった親切な設計であるが故に、尖がった便利機能が少ないのも事実です。例えばnicotalk内で台詞、音量、話速、高さ、抑揚が調節できるのであれば、「音声プレビュー機能」が欲しくなるのは人間の性です。とはいえこう言った機能は連携する音声合成ソフトが多いほど開発コストが跳ね上がるのです。親切設計と便利機能はいわばトレードオフの関係にあると言えます。
幸い、step1で使用するファイルの形式はエクセルです。親切設計なので保守性、可読性にも富んでいます。・・・よろしい、ならば、カスタマイズだ。
カスタムの方針
本来なら全ての音声合成ソフトに対応するようにカスタマイズすべきなのですが、私が主に使用するのは「VOICEROID」です。なので今回は「VOICEROID」に特化した機能追加を行います。
カスタム機能①「感情表現の簡易化」
「VOICEROID2」から新たな機能として感情が選択可能になりましたね。でも「VOICEROID+」も複数のパラメータを設定することで感情を表現する事は可能でしたね。そこで「VOICEROID2」のように感情を選択することでパラメータを自動で設定されるようにカスタマイズしたいと思います。
カスタム機能②「プレビュー機能」
せっかく気合を入れてパラメータを設定したのであれば、やはりその場で試しに聞いてみたいですよね。そこでプレビュー機能を追加したいと思います。具体的には、台本シートに、キャラ、台詞、各種設定値を記入し、プレビューしたい範囲を選択後、マクロを実行することでプレビューが確認できるようにしたいと思います。